私の彼氏は特殊捜査官
「怖くないの?」


ミキヤが言った。


「私も不思議なんだけどね、

全然怖くないの」



その答えに、クスッと笑ったミキヤ。



「そうだろうね」



「え?」


「今琴美に向けてる銃は、

完全なるおもちゃだから」



「ウソでしょ?」


「この状況で、ウソついてどうするんだよ?」


「…それなら、そんなものおろして、

私と一緒に、あっちに行こうよ」


「それはできない・・・

おい、秀!!!」

ミキヤが叫んだ。
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