私の彼氏は特殊捜査官
秀が一歩前に出た。


「何だ、ミキヤ?」


・・・久しぶりに見る秀の顔。

でも、いつもと違う険しい顔。


「オレの大切な人を撃ったのは誰だ?」



ミキヤの質問に、


秀の後ろにいた、前園さんが

秀の横に立った。



「秀が撃った弾は、犯人に当たった。

オレが撃った弾が、ミキヤの彼女に当たった。

だから、琴美ちゃんを離してくれ。

悪いのは、オレなんだから」


真剣な顔で、前園さんが叫んだ。


「…ミキヤ、」


私がミキヤの名前を呼んだ瞬間、

ミキヤは、私に向けていた銃を、

前園さんに向けて、撃った・・・


前園さんは、肩を撃たれてその場に

しゃがみこんだ。
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