†蝶鬼鈴†


『私のこと何か、知っているんですか?』

疑問に思った私は、警戒しながらも、聞いてみた。


そうすると、なぜか笑いだした。


大丈夫なのか、この人は。

少し心配………………



「何を、ふざけたことをぬかしている。我が…妹よ。」


………………え……。

ぁ…兄上?


私に、兄などいたの?
確かに、私には幼いときの記憶は無い。


だから、この人が言っていることが本当なのか分からない。



一人、混乱していると。

沖田さんが、金髪の男に向かって叫ぶ。


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