†蝶鬼鈴†
私は、重たい足を幹部が集まる部屋へと向けた。
あの女の子どうなっちゃうんだろ。
うーーん。
何か、あの子違和感を感じるんだよね。
なんだろ。
あれこれ考えているうちに、部屋の前まで来ていた。
『失礼します。』
私は、一声かけて部屋へと入っていった。
もう皆、集まっていて斎藤さんを待っているようだった。
「おう!静乃ちゃん、おかえり」
「原田さん、ただいま。」
「でっ、いったい何の騒ぎだ。」
っと永倉さんが続く。
『実は…』
と私が口にすると同時に、斎藤さんが入ってきた。