†蝶鬼鈴†
近づいても、こちらに気づいていない…。 どうやら、私は見えてないらしい。


ぅん…………?
待って、今、お母さんって言わなかった!?

もしかして…
私のお母さんなの?

『き…て……父さ…』

また話声がうっすら、聞こえる。

父さ?
お母さんの隣にいる、男の人は、、
私の…お父さんなの?

頭がこんがらがる。

じゃ、あのコは誰なの?
昔の私より、少し大きな男の子が座っていた。

あの子。どっかで見たこと、あるような…。


しかし、思い出せない。
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