Bitter Kiss.
恐る恐る聞いた苺とまた対称的に、
秋先輩は屈託ない笑顔で言う。

「ん−ん。バラさないよん♪」

無邪気な笑顔に心底ホッとする。

秋先輩・・・良い人なんだな。

「苺ちゃんには100円の借りあるしっ!

何より俺の好みだしね〜♪」

・・・前言撤回。

やっぱ調子乗りだっっ!

「・・・どうも」

とりあえず愛想笑いしておく。

引き攣っちゃうよっ。
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