星の王子にお願いを☆
「そうだ!あなたの事、何て呼べばいい?」


アザールはしれっと即答した。

「様づけで名前呼びだ」



「さ……様づけ?」


口元が引きつる。


しかしアザールは当然のように話を続けた。



「私は王族の証拠である『オ』のミドルネームを授かった王子だ。敬うのは当たり前のことだろう」


「お……?て言うか、さっきも訊いたけど、ミドルネームって何?」



アザールは今度こそ詳しく教えてくれた。
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