太陽の竜と闇の青年
「おいフィンド。あまり本気を出すなよ。ルウの体が持たない」


マランが顔をあげてフィンドにいうと、フィンドはニヤリと笑った。


「つまり、コイツの体を使わなければ本気を出してもいいということか?」


俺が眉をひそめると、フィンドは口の端をあげた。


「チェンヂは鬼の手で殺す」


その瞬間、ルウの体からフィンドがでてきた。


フィンドの体は大きく変わり、悪魔のような形へと変わった。


ルウはフィンドがでていったことでドサッと倒れ込んだ。


「これならば、文句はあるまい」


マランは後頭部をガリガリとかいた。


「あいつ、無茶苦茶すぎるぞ……」


俺とマランはフウとルウを安全な場所につれていき、フィンドをみた。


フィンドはチェンヂの技に逃げながらも笑っていた。


「あいつぁ化けもんだな」


マランがふぅーとため息をついてボソリとつぶやいた。


そのとき、タタラが自分のシャーマンで炎をフィンドに向けた。


「何をしているんだ!!」


マランが驚いてタタラに叫んだ。


あんなことをフィンドにしてしまえばフィンドの怒りの矛先はタタラへと向けられる。


そうなればタタラは殺される。


しかしフィンドは向けられた炎を自分の鎌に移した。


そしてアカツキは自分のシャーマンの斬撃で大量に残っていた水をチェンヂに向けた。


「な……にをするつもりんんだ……?」


マランは呆然と三人をみていた。


水を浴びたチェンヂは木へと変化した。
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