密恋
焦らす私に少しイライラする光雄さん。仕方なく話す事にした


「あのね、私にとって凄く嬉しい夢だったの。でも、光雄さんにとったら嫌な思いをさせるかもしれないよ」


「いいから聞かせろ」


「始まりはね、いつもみたいに光雄さんの奥さんから隠れて会ってるの」


今みたいに…


「それでも、その時間が幸せで嬉しいの」


今も同じ気持ちだよ。目が覚めれば好きな人がいて声が聞ける


「でも、ある日。光雄さんが奥さんと離婚するの」


願った事がないって言うと嘘になる。でも、もしそうなってしまったら…って思うと罪悪感が込み上げてくるのも事実





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