密恋
“気持ちいい”
今までにそう思ったのは光雄さんだけ



“心の底から愛してる”
そう思えたのも光雄さんだけ



光雄さんが私と交わる



その時の光雄さんはカッコイイ。この顔は一生忘れないよ



「んっ…。光雄さん…愛してる」



私は涙を流し、気を失った










目を覚ますと隣にはいなかった
部屋は無音
着た覚えがないのに服を着ていた



「いつの間にか帰っちゃった……。ぅっ……っ………。まだ、好き…だょ……」



静かな部屋で光雄さんの残り香がついたシーツにくるまりながら泣いた





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