☆彼女は妄想中☆

「うん。だからね、俺も乗っていくからよろしくね。」


「えっ・・・・」


佐上コーチの言葉に顔が赤くなる


「だって陽ママと玉谷さん二人にしておけないでしょ?」

そ・・・それはどうゆう意味//

結婚8年目の旦那には女というよりママとして見られてる私。

だからそんな風に不意打ちに優しくされると胸に響いてしまう


「だから玉谷さんの前でそのふて腐れ顔はなしでお願いします♪」

「えっ・・・ふて腐れてなんて・・・・」


「ん?」


「いました・・・・」


なんだか今日はやけに佐上コーチが近く感じるのは気のせいかな

心なしか距離も近く・・・


『ママ!!帰るよ!!』


あ〜ん、せっかくいい雰囲気だったのに!!

後ろから息子の陽が顔を出した


「分かった。行こう・・」

「お昼マックにして!!」

「はいはい・・・じゃあ佐上コーチまた・・・」


「じゃあ、お疲れ様でした。」


そのまま車に乗り込み、私と陽はマックに向かった・・・


さっきの笑顔が忘れられないよ


少しのトキメキが嬉しくて、この余韻にずっと浸っていたい気分だった



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