Probability World
「うっす」



そう短く彼女は会釈をした



「なんだ、こんな時間に登校だと遅刻か?」



「まあそんなもん、先輩だって同じだろ?」



こんなやりとりをしているが彼女はれっきとした女の子であって


「一緒にするな…俺は大学生、君は高校生だろ!俺は二限からだ」



「ですよねー!先輩はそんなに着てて暑くないのか?今日は暑いからシャツ一枚だわ」



汗をかいたのかシャツでパタパタ扇いでいる



通りで周りがじろじろ見る訳か、どうにかして欲しいものだ

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