Probability World
その後といったら彼女の学校生活の話に色は染まり


最近までに起きた様々な出来事を聞かされていた


そんな夢中に話している時の後輩はとてもじゃないが女の子らしく見えたのは口が裂けても言えない


電車がトンネルを抜けると車内に終点のアナウンスが流れ始めた


「私はまた乗り替えがあるんで、んじゃ」



そう一言残し人の波の中に消えていった



彼女を見送ってから俺は急ぐことなく流れのままに改札へと向かった
< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop