冷淡な旦那様
今日の俺の態度が怖いのか、
いつもうっとしい女達が、
寄って来ないのも幸いして、
仕事がスムーズに終った。


コンコンとドアをノックして、
入ってきたのは秘書の女だった。


「何だ?」


「今日は早く終りましたので、
この後どうされますか?」


「別に。」


「じゃあ・・
一緒に食事でも・・・。」


まただ・・・・。
秘書の女は俺に懲りずに、
何度もアプローチをかけて来る。


まあ1度関係を持っただけで、
自分の女としても魅力があると
勘違いしてくる。


馬鹿な女だ。
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