冷淡な旦那様
{良かったな。
全てが上手く行って}


「はい。」


最近めっきり出なくなった
雛子さんが現れた。


「あの何故?」


{お前の心がようやく落ち着き、
私の事も必要と無くなった。

私はお前の中から消えるし、
2度と現れる事も無い。}


「ええ??」


{最後にきちんと挨拶を
しておかないとお前は泣く。

お前はきちんと健の前で、
全て曝け出せよ。

そして2度と私みたいな
人間を作り出すな!!}


「はい。
雛子さんのおかげでした。」


{じゃあ!!!}


雛子さんは私の体から
本当に抜けて行った
感じを私は受けた。

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