絶対服従ゲーム!?
混乱の続く私の頭では、それは実に
魅力的だった。
だから、頷く。
「いいわ。私が勝つに決まってるけど」
噂を消してもう。
そして、こいつがマジで言ってるなら
学費をすべて払ってもらう。
「はっ、いいねぇ。ぜってー潰す」
自信満々。
そういった様子で相坂は鼻で笑う。
クラスメイトの注目が集まるなか
それを知っていて彼は続ける。
「お前を俺の言いなりにさせてやるよ」
そして、
私の首筋に噛みつく。
チクリ、と痛みが駆け抜けた。
今度は周囲に見せつけて、周りから黄色い声をわざと上げさせて。
呆然としている私に知らしめた。