絶対服従ゲーム!?
*
ぼんやり一日を過ごすうちに
放課後になった。
この短い一日の中で、朝のあの出来事は細波のように
じわじわと広がった。
休憩時間に廊下を歩けば、
どこからともなく罵倒の囁き。
教室で過ごせば、 更に鋭い目。
相坂がいつも背後で笑っている気がして
おぞましかった。
それでも可能なだけ、毅然と振る舞って下駄箱に向かう。
何となく嫌な予想はつく。
根が腐っているお嬢様たちだ。
マンガでしかみたことのないような
陰湿ないじめをしてくるに違いない。