好きだと言えなくて

「・・・というわけで、このクラスは執事喫茶をしま~す!執事の男子、よろしくな~!」

パチパチパチ・・・

ん?なんだ?

クラスのやつらの視線を感じて、やっと意識を戻した俺の目に飛び込んできたのは・・・

執事・・・高岸、織田、木内、藤本、中川、北村、大下、高橋

と書かれた黒板の文字。

は?執事?何だよ、これ!

「何だよ!これ!」

そう言ったけど、もう時すでに遅し・・・
ちゃんと話に参加してないから悪いと委員長に言われ、俺は執事をやらされるハメになってしまった。
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