桜姫
『………すまん…』
ポツリと呟いた一言は、闇の中に溶け込んで消えた。
びしょ濡れの袴を着替えて、黒の忍装束を着た。
暫らく時が経ち、私の周りにけはいがする。
『ーーー山崎か』
「ホンマおもろないやっちゃなぁ…」
山崎が闇に溶け込んで居た。
「土方さん達ももうちょいで帰ってくる。準備しときぃ。」
『………』
山崎は、桜羅が芹沢に結構執着していたのを知って居た。
『………迷いは無いよ』
山崎に射る様な瞳を向けて居た。