桜姫



「私の隊に総司、永倉くん、藤堂くん、あと…桜羅くんも。



あとは隊士を。


歳の方にも幹部は回るだろう?」



『異議なしだ』


「僕もです」



総司と私はすかさず反応を示したが、後は全員難しい顔をしていた。



『……まぁ、そこまで気にすることでもないだろう』



私はフッと息をこぼしながら言った。



「……突っ走れ…か」




皆元気を取り戻して、騒ぎ立てる。



『山南さんが1番頼りになるし、山南さん、留守か?』



「えぇ。


僕がしっかり守っておきますよ」


山南さんは、力強くそう言い切った。




私は微笑むと、その場を立った。



「あれ?桜羅どこいくんですか?」


総司がキョトンとした顔で聞いてくると、私は呑気だな…とか思いながら答えた。




『…私は自室で休む。』




……もう直ぐ、なんだから。





私は自室の襖を開けながら後ろに目を向けずに言った。



『入ってくるなら入ってこい』




「……」




何も返事が無かったので、襖を閉めようとすると…



ガシッ



『……』




「……ちょっと、話し出来るか」



いつに無く真剣な顔の玖羅が居た。


「……」



『……』



無言で自室に入れ、座った。










< 185 / 245 >

この作品をシェア

pagetop