桜姫
・・・・・・・
「ぅあ~眠いぜ、こんな時間に起きるなんて巡察以外あんまねぇぞ」
「当たり前でしょう、
夜中ですよ。」
皆欠伸をしながら山奥へと足を進める。
「ほら、もうすぐ着くんだからさぁー」
一人一人文句を呟きながらどんどん歩く速度は早くなっていく。
せんとうを歩いていた青年の頬に、桃色の花弁が張り付く。
その花弁をそっとつかみながら微笑む。
「………桜羅」
青年は桜の木の根元にある1つの墓を見て
優しく微笑んだ。
END*・...
