桜姫
カラッと襖の開いた音がして、そちらに振り返ると、さっきの4人と沖田……
「あれ?
もう終わったんですか?!」
『あぁ。』
「す、ごいですね……」
頬を引き攣らせながら笑っている沖田。
『何の用だ』
後ろの4人にも目を向けて聞く。
「あ、自己紹介まだだったなって思って連れて来たんです!」
『……あそ。』
「えー、何かもうちょっと喜ぶとか……」
ブツブツ言い出した沖田を無視して、座る様に促した。