檸檬の変革
マリアと僕はホテルに戻った。

僕はジトジトした身体をシャワーで洗い流した。
バスローブを羽織り外の空気に当たりにテラスに出た。


やっぱり外の空気が良い。自然の風はいろんな香りを乗せて来てくれる。


テラスの椅子に座って今日1日あった事をゆっくり思い出した。


僕は生きてる実感を初めて噛み締めた。
1日があっという間に過ぎたけれど、自分がこんなに夢中になって、真剣になったのは初めてだった。


そして、マリアに感謝した。
ハチャメチャではじめはどうなるかと不安だったけれど、彼女がいなかったら僕は生きてるかさえ分からなかった。
彼女を紹介してくれた父に感謝しなきゃ。


携帯が鳴った。
父からだ。
『もしもし。』僕はテラスの椅子に座ったまま電話に出た。


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