濁った瞳、澄んだ心

#2


私のクラスは、1年Cクラス。

さて、早速友達作りを……
とは言っても、
口を開いた途端オタクトークが
溢れ変えるのが私な訳で。

友達作りなんてどうせ私には…


「……はぁ。」

私はため息をついて、窓の外を覗いた。

……と、そこに。

「三木山…さん、だっけ?」
「えっ? ……あ、うん。 そうだけど…」

私の前に、某電子の歌姫のような
長いツインテールを下げた女の子が立ってた。

顔もどことなく似てるかも……?

「あたし、初音 未来。 『みらい』って書いて、みく。」

…………えっ?

「は、初音…ミクぅ!?」

同じ名前!?
なにこれ奇跡!

某電子の歌姫…改め、「初音ミク」と同じ名前の子がいるなんて!
なんて幸運! なんたる幸運!

「あっ、三木山さんって…」

………はっ!?
し、しまったぁああぁぁあ!

どうしよう!
私のバカ!
バカバカバカバカ!

オタクは封印するって言ったのに!
だから私ってリア友がいないんじゃないの!
なんだってこう……!

「三木山さんって、初音ミク知ってるんだ!」


………あれ?
ミクちゃん、なんで退かないの?
いつもこんな話してたら
みんなに退かれてたのに…

「もしかして…ミクちゃんも… 知ってるの?」

「うん! 知ってるよ! 名前のせいかな、大好きなんだ!」




高校生になって、1人目のリア友ゲット!
わーいわーいo(^-^o)(o^-^)o



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