家族ノ絆ヲモウ一度
(10・3 AM1:07)



「完全に、バレてるじゃないですか(驚)」

「あまりにもいい香りがしたもんだからつい・・・。」



禮漸も唖然。
手には椿が作った饅頭とビール・・・。


「内緒で作りたかったんだろうな・・・どうするべか・・・」


饅頭をつまみに緊急会議。
これからどうするかについて・・・


その頃椿は・・・



「どうしよう・・・緑涼さんにもばれたし・・・」



椿の視線の先には、キッチンの床に座りながら人参のパンを食べる火燐の姿・・・。


「なして隠そうとするべ?」
「今度の朝ごはん驚かそうと思って・・・。」


椿の胸のうちを聞いた火燐は、にこっとしながらこう話す。


「これは驚くべ!でも、作り置きするより出来立てのほうがおいしいべや~。だから、俺達の目の前で作った出来立てがほしいべや(笑)」


そういいながら、火燐はまたパンをふ~ふ~しながら食べていた。

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