家族ノ絆ヲモウ一度
46:開始そして・・・

押し寄せる郡集の中で

開門したと同時になだれ込む観衆。
椿達の店もすぐに妖怪達でごった返した。


「お一人様2つ迄です!」


「2列に並んでくださ~い!」


「火燐!いちご大福追加!」

「わかったべ!」

「こっち蜜柑大福追加!で」


「了解!」


休憩の暇さえも与えないくらいの人・・・

それはどの店も一緒で、椿はこの光景がデパートのセールでむる光景のように感じていた。

向かいの列にある近衛夫妻の店の同様で、ありのように群がっている。

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