家族ノ絆ヲモウ一度
それが一旦途切れたのは50分後・・・。

「火燐、椿!休憩行って来い!」

「「はい!」」

禮漸の合図で彼らは休憩に向かった。


「椿ちゃんいっぱい回るべ!」
「了解。」


椿達は、色々な店を手当たり次第に回る。


彼らは、手に持てなくなると店に戻り、置いてからまた休憩に戻る。それを何度か繰り返した。

その時・・・


「春河さん!」


椿まかと火燐が振り向いた先には、娘を抱える近衛亮輔の姿があった。

「椿お姉ちゃんだ。こんにちわ!」
「こんにちわ。ちょうど向かうところだったんです、近衛さんの所に。」
「本当?実は俺も春河さん所に行く所だったんだ。」



「「はい!」」



椿と近衛は、同時に箱を出し、交換した。

「1種類ずつ入ってるんで(笑)」
「ありがとう。俺の所も一通り入ってるから。」
「ありがとうございます。」

「あっ、結城さん所もこられてますよ。」

「まじで?もう一セット作らなきゃ。」

そんな話をしている時だった・・・

< 600 / 675 >

この作品をシェア

pagetop