Cotton Candy【ベリカ限定】
「暑……」


「もう無理……」


終業式が終わると、美奈子と加世が言いながら近付いて来た。


「とりあえず、出よ……」


あたしはため息をついて、二人と一緒に体育館を出た。


風の通りが悪い廊下でも、体育館よりはまだマシ。


手で首元を扇(アオ)ぎながら、周りを見た。


暑苦しい体育館から解放された生徒達は、ダラダラと教室に向かっている。


「ねぇ、ジュース買ってから、教室に戻らない?」


あたしが訊くと、二人は笑顔で頷いた。


< 168 / 575 >

この作品をシェア

pagetop