Cotton Candy【ベリカ限定】
「はよ……」


目を覚ました雅は、掠れた声で言いながらあたしの体を軽く引っ張って、抱き寄せた。


「おはよ……」


何だか照れ臭かったあたしは、彼の顔を見ずに小さく返した。


「姫華……照れてる?」


「照れてない……」


クスッと笑って訊いた雅に、あたしは拗ねた口調で言った。


だけど、雅にクスクスと笑われたのが悔しくて、彼に背中を向けた。


その時、壁のコルクボードに貼ってある写真が目に留まった。


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