Cotton Candy【ベリカ限定】
「姫華、大丈夫……?」


美奈子に呼ばれたあたしは、ゆっくりと顔を上げた。


大丈夫な訳が無い。


ショックが大き過ぎて、動揺を隠し切れない。


さっきまで感じていた不安は、喪失感に変わっていた。


泣き叫びたくなるくらい辛くて、どうしようもないくらい悲しかった。


だけど、泣く事はしなかった。


ただ、呆然としていただけ…。


あまりのショックに全身の力が抜けて、もう話をする気力も無くなっていた。


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