Cotton Candy【ベリカ限定】
夏休み最後の日も、あたし達は一緒に過ごした。


雅に彼女がいる事は、きっと紛れも無い事実。


彼に嘘をつかれた事で、そうとしか思えなかった。


だけど、それでも良かった。


どうせ、あたしは雅への気持ちを消せない。


忘れる事も出来ない。


だから、せめて雅に別れを告げられるまでは、この恋を守りたいと思った。


雅に嘘をつかれても、彼があたしに向けてくれる笑顔だけは嘘じゃないと思えたから…。


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