Cotton Candy【ベリカ限定】
美穂が近いうちに帰国するのは、わかっていた事。


だけど、あたしは動揺を隠し切れなかった。


そんなあたしの心境を、二人はすぐに感じ取ったみたい。


「姫華、大丈夫……?」


「顔色悪いよ……?」


美奈子と加世は、心配そうな表情で控えめに訊いた。


とてもじゃないけど、授業を受ける気分にはなれない。


「あたし……サボる……」


小さく言って、二人の返事も待たずに教室を飛び出した。


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