Cotton Candy【ベリカ限定】
あたし達は、静かな住宅街をゆっくりと歩いた。


その間、ほとんど言葉は交わさなかった。


夕方でも、夏の暑さはまだ残っているのに…


いつの間にか、蝉の鳴き声はあまり聞こえなくなっている。


夏の間は、鳴き続ける蝉の存在を欝陶しく感じていたけど…


今はまばらにしか聞こえない鳴き声が、少しだけ寂しさを感じさせた。


それと同時に、雅と過ごした夏が終わる事に気付いて、胸の奥から切なさが込み上げて来た。


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