Cotton Candy【ベリカ限定】
気まずい沈黙を最初に破ったのは、美奈子だった。


「樋口先輩と、何か話した?」


そう訊かれて、ゆっくりと顔を上げた。


だけど…


二人に真っ直ぐ見つめられて、何も言えなくなってしまった。


美奈子は、あたしの表情から答えを悟ったみたい。


「話してないんだね……」


彼女は静かに言って、真剣な眼差しであたしを見つめた。


あたしは小さく頷いて、またレモンティーに視線を落とした。


< 385 / 575 >

この作品をシェア

pagetop