Cotton Candy【ベリカ限定】
「もう帰るの?」


抱き合った後、余韻に浸らないまま服を着た雅を見ながら訊いた。


「うん、ごめんな……」


彼は申し訳なさそうな顔で、あたしの頭を撫でた。


「何で謝るの?受験前なんだから、仕方ないじゃん」


あたしは小首を傾げながら、ゆっくりと起き上がった。


体にはまだ余韻が残っているせいか、頭が少しだけボーッとしている。


「何となく……」


雅は苦笑いで言って、あたしの額にキスを落とした。


< 462 / 575 >

この作品をシェア

pagetop