Cotton Candy【ベリカ限定】
「泣いてるから……」


雅に言われて、自分の頬を伝う涙に気付いた。


「恐い夢でも見た?」


本気なのか冗談なのか、彼は微妙な笑顔で訊いた。


「別に……」


あたしは答えた後、あたしの頬に触れている雅の手を軽く払った。


そして、手の甲で頬を拭ってから、隣に座った彼を見た。


「何しに来たの?」


「ん?姫華の監視」


「ウザッ!!」


皮肉な言い方をした雅に悪態をつくと、彼はフッと笑った。


< 52 / 575 >

この作品をシェア

pagetop