Cotton Candy【ベリカ限定】
「俺、気になってた子がいたんだけど……。昨日告られたんだ!だから、俺と別れて♪」


最初は少しくらい罪悪感を感じていたのか、啓太は言い難そうに話していたけど…


語尾が弾んでいた事を、あたしは聞き逃さなかった。


「バッカじゃない!?マジでありえないんだけど!」


あたしが言い放つと、啓太は面倒臭そうに口を開いた。


「俺、お前と一緒にいるの飽きたし……。じゃ、そーゆう事だから!」


啓太はそう言い残し、屋上を後にした。


< 7 / 575 >

この作品をシェア

pagetop