Cotton Candy【ベリカ限定】
「姫華!」


階段を上っていると、上から聞き覚えのある声に呼ばれた。


「雅……」


「よっ♪」


雅は屋上のドアにもたれて、立っていた。


「何してんの?」


「さっきまで外にいたんだけど、雨降って来たからこっちに避難したんだよ……」


あたしが訊くと、雅は小さく笑った。


雨が降っているなら、屋上には出られない。


だけど…


教室にはまだ行きたくないあたしは、仕方なくその場に腰を下ろした。


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