あおい空



愛「でも…今日は?」


私は拳を握り締めながら言った



優「今日は…あっちに両親がいるから…」



愛「……私、そいつと話してくる……」



私はそっと立ち上がった


優「やめろよ!春樹もあと少しだから我慢してるんだよ!!」



優翔が私の手を掴んだ


愛「…………ーっ」



でも…ひどい…

無理矢理にカレカノになるなんてー…



ガチャ


春「ただいま!!あーい!レモンティーでいいか?」



春樹が帰って来た


優ボソ「普通に」


優翔は一言言ってイスに座った



春「愛?」


愛「あっうん」



レモンティーを受け取った



私はそのレモンティーを握り締めた




愛「春樹……」


春「ん?」



愛「明日…も会える?」



いちかばちかで
聞いたー…



春「………え…」


春樹の顔が困った顔になった



優「なっ!愛ちゃん!!」



優翔は私にジェスチャーでやめろと言ってくる



愛「なにかあるのかよ?」



私は少し睨みながら言った



春「う、ん…ちょっと……」



春樹は私から目をそらす



愛「なんの用事?」



優翔はヒヤヒヤしながら私を見る



春「あ、明日は…他の族との……喧嘩があるんだよ!!だから……」愛「あっそ。帰る」



春樹が言い終わる前に私は立ち上がって帰る準備をした




春「おい!愛!?」


春樹は何がなんだかわかんなくて困ってる




愛「バイバイ」




バタン………



族のあじとを出た




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