LOVE☆BATTLE
―――キーンコーンカーンコーン
SHRが始まる合図が鳴った。
そして先生が入ってくる。
「お前ら、早く座れーっ!」
その言葉で、ようやく恭平のキスから解放された。
先生にはバレてないみたい。
ホッとした。
「じゃあ……また後でな」
席に座る直前、恭平にそう言われた。
そしてまた感じる、痛いくらいの視線……。
誰なの?
輝くん?
それとも……別の誰か?
確かめたい、けど。
怖くて振り向けなかった……。