ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「1ヶ月後、北星と桜花のダンスパーティーがある。
おまえが俺の彼女になりたければ……。
その時、そのドレスを着て、俺の元に来い」


「……えっ……」


「それまでは、そうだな…。
ただのボディーガードに徹してやろう。
でも、その時来なければ……。
その瞬間から、俺とおまえは、赤の他人だ」


五十嵐くんの最後の言葉が、あたしの耳に届くと同時に……。


――パタン……。


部屋のドアが、静かに閉まった。


< 387 / 447 >

この作品をシェア

pagetop