ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「おはよ、心優」


そこにいたのは、ピアノ専攻のクラスメート。


「や~ん。
なっちゃん!!
もう……びっくりさせないでよ~!!」


女の子だった安堵から、あたしはその場に、へにゃへにゃっとうずくまった。


そんなあたしの様子に、


「え~。
どうしたの~?」


きょとんと首をかしげたなっちゃんは、あたしに向かって手をさしだした。
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