天然王子とツッコミ姫☆



…完全に姿が見えなくなったのを確認してから、


「西山。これからどうす――、」


と言いながら振り返り、


次の瞬間。



「……………」



西山が、私の腕を強引に掴み無言で歩きだした。



「っちょ、にしや「うるさい」」



今まで聞いた事もないような低い声でそう呟くと、さらに足を速める。


訳がわからない私は、強引に歩かされ……


やがて私達は、一つの部屋にたどり着いた。



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