天然王子とツッコミ姫☆



驚いて固まる翔太。


その身体に抱きつけば、微かなシトラスの香りが鼻孔をくすぐった。


広くて暖かい胸に顔を埋めると…くらり。


翔太の存在に心地良く酔わされて、……思わず息を深く吸う。



「ちょっ、美姫!?あの、」


「んー……翔太、」



一方が慌てれば、一方が落ち着く。


それって本当なんだなぁ、って思いながら、



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