天然王子とツッコミ姫☆



続く沈黙に、段々と不安が募る。


そっ…と翔太の胸から顔を離し、翔太の顔を仰ぎ見た私の目に映ったのは、



「……………え?」



耳まで赤く染まった、茹でタコ状態の翔太だった。


思わず間の抜けた声を出せば、よほど恥ずかしいのか



「……見るなよ」



と手で視界を隠される。



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