天然王子とツッコミ姫☆



しばらくすると、



「あぁもう…可愛すぎるんだよ」


という拗ねた声が降ってきた。可愛さ魔神はお前だろうがコノヤロウ。


……だけど、あえてそれは言わない。


その代わり、視界を隠す大きな手を優しくどけて、少し背伸びして



赤く染まっている頬に、


小さなキスを落とした。



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