私の好きな人は駐在さん
「木下先輩とかおる先輩って本当に仲が良いんですね。うらやましいです!」
理子が大きな目をキラキラさせながら言った。
「そう?でも、確かに私は由紀のこと、だぁい好きっ。」
ふふっ、と照れ笑いをしながら私は言った。
照れたせいか、酔ったせいか、ちょっと頭がクラクラしてきた。
「お二方、以心伝心、って感じじゃないですか!私も先輩方みたいな、良い人生の同志を見つけたいと思いますっ!」
このワイワイ、和やかな雰囲気に全く合わないような、意気込んだ様子で、理子はガッツポーズを作った。
ん~、何だかフラフラがいっそう増してきた……かも……。
「ごめん、理子。ちょっと、トイレ行ってくるよ。」
そう言って、私はトイレに向かった。