大好きです、先輩!!
まあ、確かに授業受けてるイメージなんかないし?
喧嘩ばっかしてそうだし…。
でも、その分、航汰先輩と長く高校生活を送れるってことだよね!?
ちょっと、嬉しいな……。
「あ~!! 舞奈ちゃん、はっけ~~~ん!!!」
ふと、聞き覚えのある声が聞こえ、あたしは振り返る。
そこにいたのは、入学式の時大きな声であたしのことを褒め称えた金髪のチャラ男がいた。
でも、金髪のチャラ男単品でいたんじゃない…。
あの集団…でいたのだ。
その中に航汰先輩の姿をばっちり見つけた。