大好きです、先輩!!




ふと、暗い路地の前を通ると人の声が聞こえてきた。






「―――――…っ」





何を話しているのかは聞こえないけれど、なんだかとても嫌な予感がして、あたしは路地を進んだ。





なんだか、見ちゃいけないもののような気がするんだけど…。







「…ふっ、あっ……」






次の瞬間、聞こえてきたのは甘ったるい女の声と、“その人たち”の吐息。








あたしは路地の角から啄ばむようなキスをする二人を見つめる。





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