監禁ゲーム~REBOOT~
数時間後、歩き疲れた尾形は、近くのベンチに座った。

「ったく、これじゃあ時間の無駄だろ。」

尾形がポケットから、タバコを取り出そうとした……

その瞬間………

「!!……………」

その後の意識はない。

ただ、わかることは……

尾形は、今………

"鏡張りの部屋にいる………"

目が覚めた尾形……

状況掴めず………

当たり前だ。

意識が飛び、気が付いたら鏡張りの部屋。

意味不明だ。

辺りを見回しても、鏡に映る自分。

上も、下も、左右も……鏡……敷き詰められた鏡……

焦りは焦りを呼ぶよう、混乱は混乱を呼ぶ。

尾形の頭には、混乱そのものしかない。

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